2011年6月12日日曜日

気持ちをちょっと

入れ替えたいなあ、と思って、
旅の本をちょっと読みました。
松浦弥太郎の「場所はいつも旅先だった」
っていう本なんだけど。

松浦弥太郎は、前にPOOKAっていう雑誌で、
詩か短いお話を書いているのを見て、
覚えてて、この本を買いました。

文章が短くて、分かりやすくて、少しさみしい感じで良いです。

ショートショートなので、選んで読んでるんだけど、
その中で「母のこと」
っていうお話がとても好きだと思いました。

内容は、ニューヨークに著者が行くんだけど、
その事を著者の母親に言うと、
「あ、そう」
という素っ気ない返事。

小さい頃から両親は共働きで、
早くから精神的に自立してたから、
特に気にもとめない著者。
でも、心細さを紛らわすために、
宿泊先のホテルの電話番号と住所を母に渡す。

宿泊先のニューヨークは冬で、
著者がホテルで寝込んでいると、めずしく
ホテルのフロントに母から電話が。

かぜをひいたよ、というと、
「あ、そう」
といつもの返事。

でも、数日後に、そのお母さんは
ホテルまでやって来てしまうのです。
友だちに会いに来たとうそをついて、日帰りで。
おもちと、オーブントースター、風邪薬をもって。
(筆者は18で渡米している模様)

っていう話なんだけど、
もっと細かい出来事があって、
ジンとしました。
著者の人は、後に「暮らしの手帳」の編集長をやってたみたいね。

うちはどっちかって言うと、絵本の雑誌の方をデザインの雑誌より読むから、
詩人とか、絵本作家だと思ってた人がデザイナーや、出版に関わっている人、
だと変な感じ、というかビックリする。

宇野亜喜良はもう、ずうっと絵本作家だと思ってたけど、
ついこの間、日本デザインセンター出身だと知った。
無知。

と、気持ちを入れ替えるために髪型を変えました。
生活習慣、みなおすぞ。
寝ます。

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