入れ替えたいなあ、と思って、
旅の本をちょっと読みました。
松浦弥太郎の「場所はいつも旅先だった」
っていう本なんだけど。
松浦弥太郎は、前にPOOKAっていう雑誌で、
詩か短いお話を書いているのを見て、
覚えてて、この本を買いました。
文章が短くて、分かりやすくて、少しさみしい感じで良いです。
ショートショートなので、選んで読んでるんだけど、
その中で「母のこと」
っていうお話がとても好きだと思いました。
内容は、ニューヨークに著者が行くんだけど、
その事を著者の母親に言うと、
「あ、そう」
という素っ気ない返事。
小さい頃から両親は共働きで、
早くから精神的に自立してたから、
特に気にもとめない著者。
でも、心細さを紛らわすために、
宿泊先のホテルの電話番号と住所を母に渡す。
宿泊先のニューヨークは冬で、
著者がホテルで寝込んでいると、めずしく
ホテルのフロントに母から電話が。
かぜをひいたよ、というと、
「あ、そう」
といつもの返事。
でも、数日後に、そのお母さんは
ホテルまでやって来てしまうのです。
友だちに会いに来たとうそをついて、日帰りで。
おもちと、オーブントースター、風邪薬をもって。
(筆者は18で渡米している模様)
っていう話なんだけど、
もっと細かい出来事があって、
ジンとしました。
著者の人は、後に「暮らしの手帳」の編集長をやってたみたいね。
うちはどっちかって言うと、絵本の雑誌の方をデザインの雑誌より読むから、
詩人とか、絵本作家だと思ってた人がデザイナーや、出版に関わっている人、
だと変な感じ、というかビックリする。
宇野亜喜良はもう、ずうっと絵本作家だと思ってたけど、
ついこの間、日本デザインセンター出身だと知った。
無知。
と、気持ちを入れ替えるために髪型を変えました。
生活習慣、みなおすぞ。
寝ます。
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