2010年12月13日月曜日

鈴木康広さんの講義


ところで私のお父さんの名前はひろやす。

関係なかったです。あしからず!

鈴木さん、すごいお話がおもしろくて!

以前、本で作品を見た事があって、あの、空気の人間が天井にうかんでるやつを。

それで知ってたんですけど、先生が講義に来てもらおうと思ってる、っていう話をしてくれた時に、純粋でね!みたいに言っていたので、純朴なひとなのかなあ、と思っていました。

でも、今日講義をうけたら、こう、にぎやかな人ではないけれど、つぼは押さえてるって感じで、サービス精神ありありな方なのかなあ、と思いました。イメージとは違いました。

すごい話す事すべてがおもしろくて、メモを取ってる間に、他におもしろい事喋っちゃって、あー!みたいに何回もなりました。
もったいない。

授業中のメモ




他には、
初めて地球儀で地球を知った人は「これが地球か!」と驚いたはず。今は知らないのに知ったつもりになっている。
もう一度、そういう発見が出来る作品を作っている。
当たり前過ぎて見えなかった物を見直そう。

東京に上京してきて、あんなに怖かった東京でさえ怖くなくなり、世の中をだいたい分かってしまう。飽きてしまう。(これすごい理解できた)

子どものころって、世の中しらないことだらけで、恐怖だらけ。

そのころのように、新鮮な物を探し始めた。

創作活動には「思い込み」と「きっかけが必要」

小説家が書くデビュー作は奇跡。

デビューする事、始まる事から始まる。続いてゆく。


研究室にいらした時に、プロダクトの話ってするのはなんか恐れ多くて黙ってたんですが、帰るか、ってう時に

「鈴木さんってどんな子どもだったんですか?」
って質問しました。

「よく考える子どもだったんですか?」と

すると、
自分でよく考える子どもだったから、勘違いも多くて。間違って覚えてる事の方が多かったですね。
と答えてくれました。

だから、ちがう視点で見始めたんでしょうか?と聞くと、

そうですよ、ほんと。
だから宇宙人みたいなんですよ。
ちょっと地球の事を知ってる宇宙人みたいな。
あー!そういうことだったのか!という体験が多かったです。

と答えてくださいました。

あと、岩井さんは鈴木さんの事をどう評価しているのか聞いてみると、
それは聞いた事がないのだそうです。
ただ、人には、「彼はおもしろいからね」と言っているのだそうです。

パラパラマンガを岩井さんに見てもらった、というエピソードで、
岩井さんが丁寧に見てくれた、と言う事を話していて、
鈴木さんは岩井さんの作品を超えて、人柄をほんとうに尊敬しているんだなあ!と思いました。

岩井さんはすごくパワフルな人で、そんな人が近くに4年もいたというのはすごい事だ、と言っていました。

鈴木さんもそうとうパワフルなのでは...と私は思っていました。

なんか、うちが考えた事のない事をいろいろ考えていて、結構衝撃でした。
日常の見る景色が変わりそうだ!って思いました(私の心がけ次第だと思うのですが)

スケッチがまたかわいくて。

もう、噛めば噛むほど、打てば打つほどな人だなあと始終衝撃を受けっぱなしでした。

サイトはこちら

ところで、うちも小さい頃じぶんで決めつけてた事があって。

これ結構みんなに話してるんだけど、

うちら人間は巨人の耳の中に住んでるんだって思ってた。なぜか。

そして、うちらの耳の中にも小人が住んでいるという。

MIBみたいだね!

うちの友だちは、信号機の灯りはねずみが変えてるって思ってたんだって!

なんなんだろうね、この勘違い。

もっと考えればあるはず。

そんでみんな、忘れちゃってるけど、そういう勘違いはしてたはずだよ。

子どもって自分の知ってる世界を知らない事に当てはめて考えるから。

うちが感動した、小さい子の話なんだけど、

ソーダを知らない子どもが

「水がのどに噛み付いたよ!」って言ったんだって!

といっても、世界を知り始めた事で、知らない事だらけって思う事もあるのですが。

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