ナツメトモミチさんも以前講義を受けさせていただいたことがあります。
そのとき私は
「なんでテントだったんですか?」と質問したことを覚えています。
以下は授業のメモです。
《基本情報》
暮らしと空間に関する様々なことをデザイン。
その空間で行う行為を結果的に考えている。
名古屋市出身。
近藤康夫デザイン事務所に勤務後、 ナツメトモミチ設立。
インテリア、空間、建築、雑貨、家具をデザイン。
■デザインする時のコンセプト
→諸条件の中でどうするか。クリアできるアイディアを見つけることが喜び、やりがい。
暮らしと空間に関わることなので、どのような条件がついてくるのか考えることが重要だそうです。
■諸条件
・コスト
・時間(依頼をうけてからの時間)
・耐久性(どのくらいのスパンで使われていくのか?)
・地域(どの地域で考えていくのか?東京と千葉だとちがう)
・場所(田舎か、オフィス街か、住宅街なのか?)
→住宅街に溶け込むにはどうしたらいいのか?
・建築法規などの安全面。
・目的(空間の使われ方)
・テイスト(その空間に入った時にどんなことを感じてほしいのか?)
重要なのは?
・目標(その中に入って、クライアント、使う人たちに、どんな有益なことを感じてもらうのか?)
目標がコンセプト。デザインに直結してくる。
■事例
time&style home(インテリアショップ)
・真ん中に大きな通路がある。
・諸条件を抜き出して、一言のワードを作る。(コンセプト的なもの)
・keyword:スロープ
・目標:広い空間を活かしてインテリアをゆったり見せたい。など。
中2階を作るときに階段という候補もあったが、スロープにした。足下に注意することなく、店内を見渡すことが出来るから。
広い空間を2つに分断して、ただっぴろい空間に展示するのではなくて、分断した空間に展示する、という二次的な効果。
Room hair&makeup in room
・key word :黄色いテントの美容室。
・目標:誰にでも好かれるお店。
cut&refresh nagatomo
・店舗つきの住宅。
・keyword:立て格子・横格子
・和食屋さんのような感じで!
・目標:年配の男性顧客にも引き続ききてもらいたい。年配の女性、若い男性顧客など新しい顧客もゲットしたい。
・一日の中で格子が合わさって正方形になる仕掛け。
jan paul gaulter kyoto bal
・keyword:白い漆喰の壁
目標:ブランドのイメージを保ちながらも新しい顧客もゲットしたい。
・お店をデザインする時の規定:曲面を使うこと、漆喰の壁、白
・覗いてみたい隙間をたくさんつくった↑好奇心をくすぐる。
・空間を鎌倉を掘るように考えた。
lammfromm the concept store
・keyword:ツル☆ピカ プリン
・目標:アートニ興味を持つ足がかりとなるようなお店にしたい。
・パンチカーペットをぱっと広げて季節ごとに変えてもらおう、というコンセプト。
・tokyoの郊外の和食屋さん
・keyword:ご飯のような白い玉石。
・ファミリーに地元でゆっくりとお食事にきてもらいたい。
記念のお食事会などに利用してもらいたい。
もぐりこんでみませんか?
Bar NAKAGAWA
.keyword:雪の鎌倉
・目標:北欧の住宅の酔うん落ち着いてくつろげる空間にしたい。
・地元の大人のお客様においしいお酒と空間を提供したい。
モノを作るのも、空間を作るのも人のためにすることなので、大きな違いはないのかなあ。
OKweb
・仕事場を俺たちで作るんだ!
・keyword:Do it ourselves!
・目標:ベンチャー企業の精神を貫くためのオフィス。
Language galarie
・keyword:可変するステージ
・目的:家具を無国籍に、日本人のオリジナルセンスで積極的にコーディネートする楽しさを提案するショールーム。
kai house
・keyword 木箱
貝印のショールーム
キーワードが見つけられると判断がしやすくなるそうです。
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