2010年6月21日月曜日

特別講義:澄川さん


こちらもかなり遅くなりましたが、特別講義の澄川さんのレポート。

《経歴》
・千葉大→sony:仕事のベースになっている。(8年間)→独立

・1回大きな企業に入ってdesignを学んだほうが良い。
・営業や販売実習でどんな人が製品を買っていくのか見ることが出来る。
・製造ラインに入るのも大きな経験。
 →お昼休みにタバコが待ち遠しい。
・デザイン以外のことを20代でいかに学ぶか。
・課題は忙しくても趣味に没頭すること。

《独立した原動力》
・身の回りのことを全てデザインしたい。

・締め切りに終われる毎日。
・なるべく前倒しで作業を進めること。
・独立してからは一人でやって、ダイレクトに打ち合わせ。
・海外の学生の方が積極的。
 →pdfで送ってくる、完成度が高い。
  オランダのデザイン、ドローヴデザイン。新しい上に基本がなっている。
  むりやりpdfを送りつけてくるような強さ。

《アイディア出しの話》
・プロダクトデザインにおけるコンセプトの見つけ方。
 ↓
全てのヒントは現場にある。行動力がポイント。

《スポーツウォークマン(アメリカ)》
・ベルトクリップ→手に持って走っている、誰も腰につけていない。 
(ズボンにつけているとズボンが下がる)
・グリップウォークマン←ナイキやスキー靴に曲線が入り始めた。

↑いろんな賞をもらうことが出来た。

《タワレコ》
・置かれる場所、使われる場所に行ってみる。
・SF感を出す。壁がガラスなのを見て、側面のデザインを思いつく。
《ヒントの出し方》
・まずプライオリティーをつけてみる
・諸条件を同等にとらえると手が進まなくなる
(相手に何が1番重要なのか、初期段階で決める)

《mamiyaZD》
・レンズに敬意をはらう(コンセプト)
・同心円のデザイン
・楕円の形→デジタル感を演出
・同じ黒で10色以上を使っている
・ロジックを作って黒の使い分けをしている

《短波ラジオ》
・世界時計が入っている
・四角ボタン→ラジオを操作
・丸いボタン→時計に関するボタン

階層化する。

《最近気になること》
・画面の中のバーチャルなボタン
・ダイレクトなボタンの確実性→その呼び返しがくるのかどうか

《動きをデザインしてみる》
・自転車の動きが潮の満ち引きに似ている、それを表現
《浴槽》
・水位が上がったり下がったりの面白さ
・island、ポコッと島のように手すりが水面に出る。(水たまりの石みたい)

《アッシュコンセプト:ペコン》
・テニスボールのぺこぺこした感じ
・裏がおもてになったり、表が裏になったり→エッシャーの絵
(これちょっと親にプレゼントしたい、と思った)
・アイディアはためて、財産にしておく。1年、2年であきらめない。

まず手にフィットする塊を作ってみる。
《海外旅行で得られるもの》
・視点の変換
 頭の上に商品をのせて売っている人々→頭の上だと、売っているものが分かりやすい。

《倒れているものを立てると価値がある》



《独立して最初に出したコンペ》
・自転車、これで賞が取れなかったら…
《同心円をズラすコトでリズムが生まれる》
・古いものを再構築してみる
・漆、ってモダンな色が多い。


《その他》
・硬度の差を利用する。
・潜在意識の色を利用する。
・嗅覚を刺激するデザイン
・美しいものを見まくるしかない
・美しいものは判断が難しい
・1番支配力を持っているのは感性、美しさ

《世界を旅して》
・鎖国状態の国は面白い
 →段ボールの車、とか
・自分の知っていること意外が世界中で行われている
・メインの流れ以外のものを作る

自分のやりたいことはなにか、自分の分母を広げる



《感想》
・澄川さんのペコンをみて、親にあげたい、と思ったけど、そんな風に誰かを思い浮かべながらデザインするのが本当なのかも。

・特別講義にきてくださる人は結構、世界中を旅した人が多い=特別な人が多い。
・どんなに海外に出ても、いい意味で影響を受けて、根っこの部分で日本人だ、という意識を失わないんだなあ、と思った。日本でこんな風に活かせる、って考ているから。

・きっとうちはミラノに行って、視点がまちがっていたのかなあ…という感じ。消化が遅かったのか。胃弱になってたからかなあ?笑
世界で通用するってなんだ!?って考えちゃったのかしら?
で、今さらミラノが懐かしい。特に地下鉄のアナウンスをよく思い出す。ミラノの人のイタリアなまりの英語も思い出す。優しかったなあ、とも思い出す。デザインのことよりも人を思い出す。ホテルのおじさんとか。中国人のおばさんとか。

きっと、このわだかまりは、イタリアの人の日常を見なかったから、家具のデザインが自分の中でしっくりこなかったんだろうと今頃、解釈。
・佐藤研の先輩のインタビューを受けて、自分はシーンとか、どういう風に使うのか、ってことがリアルに想像できないと、もやもやしちゃうみたいなので。知識が狭いんでしょう。

やっぱり、だからホームステイ、してみたいとおもった。
そのまえに今更のミラノレポート書こう、そう思いました 笑

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